2015年のロボットとは何か。

皆さんこんにちは、OYOYO-PROJECTです。

2015年は、まだ3カ月しか経っていませんが、日本ではPepperが発売されたり、dmm.make robotの発足、robiの爆発的な人気、sota/commuのようなテーブルトップ型のロボットの発表など、様々な事が起きています。

海外においても、jiboに代表されるような、クラウドファンディングで資金を募り、一般発売を目指すロボットが続々と登場しています。
今年は、本格的にロボットが家庭や職場、商業施設など、身近な場所にやってくる、最初の年になりそうです。

では、今年続々と登場しているロボットは何をしてくれるのか。
掃除、洗濯、家事をしてくれるのか。
店番でもしてくれるのか、目的の場所まで手を引いて連れて行ってくれるのか。

映画やアニメ、漫画の世界に登場するような、人間と変わりない機能を備えた、「便利」なロボットではありません。

じゃあ、何をしてくれるのか。
ロボットを手に入れて、生活は変わるのか。

2015年、現在(イマ)登場しているロボットとは何をしてくれて、何ができるのか。

ここ1年ほどの間に発表されたロボットには大きく2つの側面があるように感じています。

● ネットワークサービスにおける、エンドユーザーインタフェース
● エンターテイメント特化のサービスロボット

● ネットワークサービスにおける、エンドユーザーインタフェース
昨年、通信大手、ソフトバンクが突如発表したロボット、「Pepper」
世間的には携帯電話の会社である、ソフトバンクがなぜ、ロボットを売り出すのか。
携帯電話とロボット、一見関係ない両者ですが、ロボットがネットワークに繋がることで、両者の距離は急速に縮まります。

2000年代初頭まで、ネットワークに繋がる最良のインタフェースはパソコンでした。
画面も広く、フルカラー表示だし、フルキーボード、マウスが付く。

数年後、携帯電話はWebに繋がり、画面が大きく、カラーになった。
そこからまた数年後、スティーブ・ジョブスによって、iPhoneが発表された。

ポケットに入る小さな端末は、「何処でも持ち運べる」を強みとして、ネットワークに繋がる最良のインタフェースとなりました。
では、スマートフォンを揺るがす、次の、ネットワークに繋がる最良のインタフェースはなんだろうか。
その答えが、ロボットの可能性が高いと思います。

数年後、ウェブサービスのエンドユーザー端末として、最適なハードはロボットになる可能性が高い。
ロボットはセンサーやカメラを使い、各種情報を取得でき、自分の置かれている状況を把握できます。
自分自身で取得した環境情報を基に、最適な情報を引き出し、ユーザーへ提供する事ができます。

そして、ロボットは人から話しかけてもらえる。
薄っぺらい箱に耳が付いていても、誰も話しかけてはくれない。でも、人の形をしたロボットなら、本能的に躊躇なく、話しかけることができます。

ロボットは自分の置かれた状況が理解でき、人がしゃべりかけることで人のニーズ等のインプットを得て、人の形をした、自分自身の体を使い、身振り手振り表現することで、情報をアウトプット出来る。取得した環境情報を基に、より能動的に情報を与えてくれる。

ロボットを使うことで、パソコン、スマホなどの「画面」とは比べ物にならない程、豊かなインタラクションでウェブサービスを利用することができるようになります。

現在ではウェブサービスのUIは、主に人間が入力操作を行い、システム側はプッシュ通信など、簡易的な投げ掛けを行うに留まっています。

ウェブサービスのUIをロボットに置き換えることで、環境情報を元にウェブサービスによる、能動的なコミュニケーションが実現できます。

ロボットは計り知れないほどの可能性を秘めた、インタフェースとなるでしょう。

● エンターテイメント特化のサービスロボット
人を楽しませてくれる、ロボット。笑顔や驚きなど、様々な感情の起因となる事が出来る、エンターテイメントロボット。

エンターテイメントにおいて、ロボットを活用するというアイディアは最近出てきたものではありません。座敷からくり(茶運び人形)のようなものまで遡れば、 1世紀以上前から存在します。
また、電気的に動き、しゃべり、人の形をしたエンターテイメントロボットも50年以上前から存在し、実用化されています。しかもエンターテイメントの牙城ような企業、ディズニーにおいて開発・運用されてきました。

1964年、ニューヨーク万国博覧会において、ウォルト・ディズニーは複数のパビリオンのプロデュース・製作を行いました。あの有名なイッツ・ア・スモールワールドも、この万博のユニセフパビリオンとして製作されたのが始まりです。ディズニーが開発したロボットの中で個人的に最も印象的なものが、リンカーン大統領が演説を行うロボットです。1964年に製作されたとは思えない程のクオリティーを出しています。

このロボットを活用したショーは、リンカーン大統領が着席した状態から始まります。
ショーが進むにつれて、リンカーン大統領は立ち上がり、演説を行います。
注意深くプログラミングされたショーではありますが、50年以上前に着席状態から立ち上がり、演説を行うロボットが存在したのです。
当時ショーを見た観客たちは、ロボットであることに気づかず、俳優が演技しているものだと思い込んでしまったそうです。
ディズニーのテーマパークに訪れたことのある方なら、ご存知かとは思いますが、現在でも、テーマパークにおいては様々なショー、アトラクションにおいて、オーディオアニマトロニクスと称されるロボットが多数活躍しています。

ロボットをエンターテイメントに利用する、何やら新しい事の様に感じられますが、半世紀以上も前から、ロボットはエンターテイメントに打って付けである事は証明されています。それも、世界的エンターテイメント企業によって。

テーマパークや博覧会で見かけるロボットはオーダーメイドで大変高価です。
さらに特定の演出やテーマに特化されたデザインをしており、汎用性は一切ありません。

対照的に2015年に発売されるロボットは汎用性の高いデザインをしており、博覧会やテーマパークのような特殊な場所ではなく、一般家庭などの生活シーンにおいての利用が想定されています。
そのため、価格も抑えられており、ネットワークに常時接続を前提に設計され、スマートフォンのようにアプリケーションを追加することで、様々な演出を楽しむことが出来るよう、拡張性も持ち合わせています。

これまでに登場したエンターテイメントロボットと異なり、ロボットのハードウェアそのものを販売し、収益を得るビジネスモデルではなく、積極的なプラットフォーム戦略、オープンな開発環境の提供など、モダンなビジネスモデルが取り入れられている所も、大きな違いです。

高い汎用性、拡張性を活かし、企業におけるサービスロボットとしても活用が期待できます。

今まで特殊な場所で活躍してきた、エンターテイメントロボットが一般家庭にやって来ます。
ここ50年間、家庭へ入ってきたエンターテイメント製品のほとんどが、画面が主体となる製品だったと思います。
テレビ、PC、ビデオゲームなど画面に映る映像が主体のエンターテイメントです。

Pepperやjiboなど、画面を持つロボットも登場していますが、あくまでも補助的な表現ツールです。家庭でのエンターテイメント製品としては久々の、画面主体でない製品です。

新しい表現ツールが誕生すると最初は戸惑い、試行錯誤するものですが、あと数年もすれば、ロボットの存在が現時点におけるスマートフォンのように当たり前の物となると思います。

数年後、ロボットとの生活が当たり前になった時、あなたはどんなロボットと、どんな形で接したいですか。

最後に、OYOYO-PROJECTではロボットアプリケーションの開発、ロボット活用に関する様々なご提案を行っております。
街中にロボットが存在する未来を一緒に作りませんか。

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